前のページへ 次のページへ
全ページを順番に回ります
巡回ボタン
本文へジャンプ
 2010年9月22日

夜間対応型訪問介護事業視察


写真:

要介護者のSOS 迅速に対応/24時間訪問介護サービスが好評/東京・葛飾区

 “夜中に具合が悪くなっても迅速に対応できます”――東京都粕地下区では、要介護者を対象とした「24時間訪問介護サービス」が好評だ。昨年6月から実施しているもので、都内では世田谷区に続き2例目。同サービス事業を推進してきた区議会公明党のメンバーと野上純子都議はこのほど、利用者の伊藤延子さん宅を訪問し、利用状況などを聞いた。
 『約20分以内にヘルパーが現場へ』
 『区議会公明党が提案・推進』
 24時間訪問介護サービスとは、家族の対応が困難な要介護者を対象に、転倒や転落、病気の発作など何らかの緊急事態が発生した場合、24時間365日体制で、約20分以内にヘルパーが要介護者宅を訪問するというもの。
 民間の夜間対応型訪問介護の通報システムを活用して、昼夜を問わず訪問介護事業者に連絡が取れるように設定し、連絡を受けたオペレーターが訪問介護事業者を通して、ヘルパーを派遣する。
 オペレーターは看護師が行い、利用者と話をしながら、必要があれば主治医への連絡や救急車の要請も行う。利用者の部屋に設置されたケアコールと呼ばれる機器で、オペレーターと会話ができる仕組みになっている。また、ペンダント型のコールボタンもあり、それを押すとケアコール本体とつながり、離れた場所からでも緊急事態をオペレーターに通知できる。
 通知されて会話の応答がない場合は、ヘルパーなどが即座に駆け付ける。また、昼間は家族につながるように設定することも可能だ。
 利用料金については、訪問介護サービス費用の1割を本人が負担する。現在、葛飾区内の利用者は71人(10月1日現在)。
 利用者の伊藤さんは今夏、午前2時に、体調が悪くなったことがあり、コールボタンを押した。熱帯夜だったが、冷房のない部屋で寝ていたため、熱中症の症状が出た。ヘルパーが駆け付け、血圧と熱を測ってから、安静にして症状は治まった。伊藤さんは、「このサービスがあるおかげで、夜中に一人でも安心できる。本当にありがたい」と感謝していた。
 区議会公明党の上原有美江議員は2004年9月定例会で、要介護者の多くが深夜に不安を抱いていると指摘。「在宅介護において、24時間365日対応できるシステムを導入すべき」と提案していた。

2010年10月7日公明新聞より
ページトップへ