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議会報告

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 2020年6月4日

令和2年第2回定例会での一般質問と答弁

写真:一般質問で登壇するくぼ洋子

■ くぼ洋子の一般質問とその答弁の要旨


 

 【1】新型コロナウイルス対応によって見えてきた課題と今後の施策展開への活用について

 はじめに、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々と御遺族の方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、感染されて闘病中の方々の一刻も早い回復をお祈り申し上げます。さらに、ここまで、感染するリスクと向き合いながら、社会生活に必要不可欠な仕事につかれてきた皆様に心から敬意を表しますとともに、感染拡大防止に御協力くださったすべての皆様に感謝を申し上げます。
 古来、感染症によるパンデミックは多くの生命を奪い、国家や文明を滅ぼしてきましたが、その一方で、人間の歴史を前に動かすエネルギーになってきたのも事実です。感染症をきっかけに生きることの意味を問い直し、人と人との心の繋がりの大切さを悟り、より高みを目指した人々だけが生き残って現代の文明を築き上げてくれたことを、私たちは忘れてはならないと思います。
 人と人との接触を避けなければならないという新型コロナウイルス感染症の拡大防止策の実施は、これに伴って、地域保健医療の分野だけでなく、各家庭への支援や子どもの教育の停滞、地域経済の減退、公共施設の利用制限や地域コミュニティ活動の自粛など、区民生活に密着したあらゆる分野に甚大な影響をもたらしました。
 こうした状況の中、区はさまざまな対策を取って極力安心安全な区民生活を応援してきたことに対し、敬意を表すと同時に高く評価しております。しかし、区内の地域経済が受けた影響は非常に深刻で、非常事態宣言が解除された今でも、区内事業者の皆さんは、懸命に生き残りや事業の再建を模索しているのが実情です。本区でも、さる5月27日に閣議決定された国の第二次補正予算案に盛り込まれた「地方創生臨時交付金」の有効活用も含め、迅速な対応が求められています。

《質問1》
 先の区議会臨時会で成立した関連経費を盛り込んだ補正予算については、スピード感を持って執行していくことが求められています。しかし、区内の地域経済が受けた影響は想像をはるかに超えるものがあり、今後の感染の収束状況によっては、さらなる補正予算を組み、第2、第3の矢を準備して的確かつ迅速に対応していく必要があると思いますがいかがでしょうか。

《区長答弁》
 今回の定例会に提案させていただいた補正予算案を含め、区の特性を踏まえた新たな課題に対し、今後の新型コロナウイルスの感染状況を注視しつつ、国や都の対策との連携を図りながら、適宜、その時期を逸することなく柔軟に対応してまいります。

 異常気象や台風、震災などはいつ起こるかわかりません。今、感染症と自然災害の複合災害のリスクが高まっているのです。昨年10月の台風19号の際には、区内171カ所の避難所に約2万人が避難しました。この時の地域の避難所での区の対応などについて、さまざまなご意見も伺っており改善の余地も残されています。例えば、避難所の現場においては学校関係者などの関わりは欠かせません。そして今、新型コロナによる感染拡大を全力で阻止しようとしている中で、昨年のような避難勧告が出された場合の対策についても早急に準備する必要があります。
 さる5月1日、防災や減災、災害復興に関する学会のネットワークである「防災学術連携体」が、市民への緊急メッセージを発表しました。このメッセージの中で、特に避難所を開設する行政として重要なことに、避難所の数を増やす、学校では体育館だけでなく教室なども使う、避難者間のスペースを確保するなどが掲げられています。本区でも、すでに指定されている第1順位、第2順位の避難所だけでなく、民間のホテルや事業所などへの分散も視野に入れた対応が求められています。

《質問2》
 発災直後に開設される避難所についても、感染症によるパニックを防ぐとともに、「3密」状態を作らないための工夫を今から検討し、いざと言う時に迅速に対応できるよう準備しておく必要があると思いますがいかがでしょうか。

《危機管理・防災担当部長答弁》

 区はこれまで、避難所へのマスク及び手指消毒剤の備蓄を進めてきているところで、今後、避難者の受け入れ時にはチェックシートにより体温等の健康状態を確認し、咳エチケットや手洗い等の感染防止対策の強化を図ってまいります。また、密閉・密集・密接とならないよう十分な換気を行うほか、体育館とは別に、咳・発熱等のある方のための専用スペースを確保してまいります。これらの対応については、避難所を運営する自治町会、学校等に避難所運営会議や訓練等の場を通じ、実際に災害が起こった場合に円滑に対応できるよう準備してまいります。
 今後も、非接触型体温計等、必要な衛生用品の備蓄を進めるほか、区民の皆さまに対しては、自宅や親戚・友人宅への在宅避難について事前に検討いただくとともに、マスクや手指消毒剤等、自ら避難時に準備する物や家庭内備蓄について周知を図ってまいります。

 今、感染防止の観点から人と人との接触を極力避けなければならない社会だからこそ、人と人との心の繋がりは何よりも大切にされなければなりません。そのことは、子ども達に対する教育の分野にとどまらず、すべての区の施策やサービス提供の場面においても忘れてはならない心構えではないでしょうか。
写真:手話通訳  例えば、感染防止のためのマスクの着用は今や常識となっていますが、聴覚に障害を持つ方々のための手話は、単に手や指の動作だけで情報を伝えるわけではなく、その人の口の動きや顔の表情なども重要な伝達手段となっています。そうしたことから、単にマスク着用の一辺倒ではなく、今では記者会見の際の手話通訳者では当たり前となった透明なフェイスガードを用いた窓口対応なども採用していく必要があります。
 緊急事態宣言下、国や東京都はもちろん本区でもさまざまな支援策を整えてまいりましたが、多くの区民から支援策自体を知らなかったという声や、内容の問い合わせ先や手続き方法がわからないといった声が寄せられました。また、現在、区の公式ホームページで紹介されている、営業自粛要請を受けて収入が途絶えた飲食店などを支援するための『葛飾テイクアウト・出前店舗』の紹介サイトについても、必ずしも消費者側に立ったものとは言えないものでした。

《質問3》
 「広報かつしか」はもとより、公式ホームページ、フェイスブック、ツイッターなどのSNSを使って、必要なことは何回でも繰り返しお知らせする必要があると同時に、利用者に寄り添った情報発信や見せ方の工夫が必要だと思いますがいかがでしょうか。

《区長答弁》
 今後も新型コロナウイルス感染症の影響は長期間続くことが想定されています。本区のさまざまな対策や国・都の施策、各種関連情報を、これからも区民がそれぞれの情報収集環境に合わせて適切に取得できるよう、広報かつしか、ホームページ、SNSなどを活用して情報発信してまいります。その際の発信の頻度についても、適切なタイミングでホームページのトップページに再度アップしたり、必要な情報についてSNSで再度発信するなど、区民にとって必要な情報が行き渡るように繰り返し情報発信に努めてまいります。
 また、ホームページ等の作成に際しては、区民が求めている情報を的確に捉え、区民が真に求める情報に最短距離でたどり着けるよう、ポイントを絞った記載や写真等の効果的な活用などの工夫をしてまいります。
 さらに今後、区ホームページのリニューアル等の機会をとらえて、文字の大きさや色使いの工夫、サイト内検索機能の充実などを通じて、多くの区民がわかりやすく親しみやすいホームページとしてまいります。

《質問4》
 マイナンバーカードに関する各種手続きのために区役所を訪れる区民が一挙に増えるなど、戸籍住民課の窓口などで一時的に「3密」状態となっていましたが、今後、特別定額給付金の申請や支給手続き等が佳境に入っていくことを踏まえ、区役所等の窓口での「3密」状態の解消を図っていく必要があると思いますがいかがでしょうか。

《総務部長答弁》
 区は、葛飾区新型コロナウイルス感染症対策本部で決定された感染拡大防止策を推進していく中で、庁舎内で区民と職員が密接にならないような工夫、受付等への消毒薬の常備、手すりやドアノブの2時間おきの消毒、職員の時差出勤や在宅勤務の促進などにより「3密」状態の解消に取り組んでまいりました。
 新型コロナウイルスの終息には長期的な対策が必要と考えており、今後も、これまで取り組んできた3密を防ぐための施策を引き続き進めていくとともに、区民が区役所等に来庁しなくても郵送や電話、オンライン等で手続きが完了する事務を増やすなどさまざまな工夫をしながら、区役所や区施設の窓口が3密状態にならないように取り組んでまいります。

 「HIV」ヒト免疫不全ウイルスや「はしか」などなどの感染症に有効なワクチンは開発されたものの、いまだに地球上から消滅したわけではなく、仮に罹患すれば命にかかわる重大なウイルスであることに変わりはありません。むしろ、人類が感染のリスクを避けるための行動方法を覚え、ウイルスと上手く『折り合いをつけて』生活を続けていることで、これらの感染症に対する恐怖感も和らいできているのだと思います。
 世界各国がロックダウンを徐々に緩和し始め、我が国においてもどのように経済を再開させるのかという問題がクローズアップされていますが、感染の第2波を誘発することなく制限を緩和できると保証されているわけではありません。依然として可能な限り最大レベルの警戒を続けながら経済の再生を模索する必要があり、我が国の政府専門家会議や政府の言う『新たな生活様式』とは、そういう『心構え』を意味しているのだと思っています。
《質問5》
 緊急事態宣言下での経験によって見えてきた課題を活かした新たな対応策の検討や、新たな生活様式を区民に広く浸透させるための対策にも力を注いでいく必要があると思いますがいかがでしょうか。

《政策経営部長答弁》
 新型コロナウイルス感染症の拡大とその後の緊急事態宣言により、さまざまな対策に取り組んでまいりました。こうした対策は、今後、感染の第2波、第3波が発生した場合、また他の緊急事態が発生した場合にも活用できる貴重な経験であると認識しています。今回の経験を一過性のものとすることなく、整理検証し、現行の事業の見直しや新たな危機管理体制の構築に役立ててまいります。
 また、緊急事態宣言解除に伴って示された新たな生活様式は、新型コロナウイルスの感染が再び拡大することがないよう継続的に取り組んでいかなければならない対応です。いわゆる3密が発生しないように生活することは、区民の日常生活にも、店舗や事業所などを経営する事業者などにも大きな影響を与えるものと考えています。この生活様式を区民に広く浸透させるため、擬態的な方法などを、さまざまな媒体を活用して周知してまいります。


 

 【2】新小岩北地域複合施設の整備について

 今から10年前、平成22年第4回定例会の一般質問で私は、旧松上小学校跡地及び学び交流館・保育園、児童会館、旧心身障害者福祉会館、上平井児童遊園の約1万7千平方メートルもの広大な敷地について、その一体的な再編整備を提言いたしました。その後、旧松上小学校跡地を活用した総合病院誘致が決まり、平成28年3月、区は新病院(その後「イムス東京葛飾総合病院」に決定)に隣接する敷地に、「交流」「健康」「子育て」機能の効果的な複合化を目指すため、新小岩北地域公共施設整備計画を策定しました。
 この年の第4回定例会の一般質問では、この施設の管理運営について、縦割りの所管ではなく利用する区民の立場に立ち幅広い観点からの対応が可能になるような設置条例の工夫を、また、展開するサービスについては、既存の施設の機能に加え、さらに充実した機能を展開していくべきと提言したところです。
写真:新小岩北地域複合施設  そして平成29年に、新小岩地区の区議会議員3人が、療育分野の機能を追加すること、整備計画スケジュールを見直してでも地域や利用者の要望を実現することなどを求める「要望書」を提出したことを受け、区は、新小岩北地域複合施設で実施する事業・サービスの見直しを行い、「図書サービスカウンター」と「児童発達支援事業所」の追加設置が決まりました。さらに建物の構造を、これまでの2階建てを3階建てとし、活動室の整備を進めました。その後、フロアごとの機能が何度か見直され、仮称とは言うものの名称が「新小岩地域活動センター」に変更され、本年2月には、「1階南側デッキ部分にくつろぎと賑わいの多目的ブースを設置することとし、現在に至っています。
 この名称について、当初は「新小岩北地域公共施設」としていたものが「新小岩北地域複合施設」となり、現在は「北」が取れて「新小岩地域活動センター」となったわけですが、ここまでの名称変更の変遷や理由は明確になっておりません。また、この施設が持つ機能、あるいは地域の方々のこの施設に寄せる期待を取り込んだ名称とは言い難く、さらには、今後新小岩北地域だけでなく区内のさまざまな地域でも整備される可能性を持つ「複合施設」の第1号という位置付けから考えても、その条例上の名称については、よくよく考えた上での判断が求められていると思います。  また、整備スケジュールについては、当初、令和2年度からオープンとしていたものが、地元の方々の要望を受けた機能の拡張などさまざまな見直しが行われたことにより、現状はようやく児童会館等の解体工事まで進捗したところです。

《質問1》
 今後、既存施設の解体や新規施設の建築工事などについて、どのようなスケジュールで進めていくのか、区のお考えをお示しください。

《施設部長答弁》
 今年度は外構の実施設計を進めつつ、本年8月頃からは隣接する上平井児童遊園の解体工事に取り掛かり、その後11月頃から施設の建設工事に着手いたします。完成は令和4年3月の予定です。なお、施設の開設時期ですが、令和4年度当初から開設に必要な準備作業を行いますので、令和4年夏頃になる予定です。
 また、施設の開設後は、新小岩学び交流館と上平井保育園の解体工事に着手します。解体終了後、外構の整備工事を行い、令和5年度中には上平井保育園の園庭及び施設南側のオープンスペースの整備が完了する予定です。

 今後の工事の進捗により保育園の園庭なども使えなくなることから、その代替措置についても近隣のさまざまな施設との連携、協力が求められています。そうすることによって、保護者の方々のご要望やご意見を受け止め、お子さんに対する保育の質を低下させないことはもちろん、食育を含めた機能拡充をも視野に入れた将来的な連携の足掛かりを今から築いて行くことに繋がるものと確信してします。

《質問2》
 保育園の解体工事以降の園庭については、官民を問わず近隣施設等を活用し、その機能を維持・存続していく必要があると思いますがいかがでしょうか。そして、そのことをきっかけとして、民間との連携の強化を図っていくべきと思いますがいかがでしょうか。

《区長答弁》
 上平井保育園は、学び交流館及び保育園の解体工事、その他の外構工事の間、1年以上園庭が確保できない状態が続きます。そのため、園児たちが体を使った活動を日々行うことができるよう、近隣の公園への散歩はもちろん、新しい施設の多目的ホールや2階デッキなどを園庭の代替として活用いたします。また、これらが活用できない場合などに備え、近隣の民間施設などにも声掛けして園庭の代替場所を確保してまいります。
 民間との連携は、私が区政の基本に据えている協働を推し進めるうえで欠かせないものであり、区と地域が共に力を合わせ、互いが持つ英知や活力を結集し、その地域の特性を生かした公共施設を創ることは、豊かな共生社会を育む拠点を創出することにつながると考えています。
 近隣の民間事業者との協働をきっかけに、新たな複合施設においてもさまざまな分野での連携を図れるよう、関係各位に働きかけてまいります。

 管理運営事項や担当部署については未だに正式には決まっておりません。そこで申し上げるのですが、縦割りの設置条例ではその公の施設を利用する区民への対応も縦割りになってしまい、利用実態に応じた臨機応変な対応も期待できません。  また、子育てと療育、学び、保健、防災などの機能に加え、憩う、くつろぐ、賑わう、盛り上がる、見つけるなどといった新たな機能の加わった、生まれる前から生涯にわたるすべての世代の人が利用できる『ネウボラ的複合施設』とも言えるこの施設にふさわしい名称や目的などを条例で明らかにしておく必要があると考えます。

《質問3》
 今後も利用者のニーズを的確に捉えていくと同時に、生まれる前から生涯にわたるすべての世代の人が利用できる施設にふさわしい名称や目的を定め、利用する区民の立場に立ち、幅広い観点を持って仕事を進めることができる管理運営事項と担当部署の整理、また、条例や規定の整備などの仕組みづくりを今後進めて行く必要があると思いますがいかがでしょうか。

《施設部長答弁》
 新小岩北地域複合施設は、学び交流館や保健センター、子ども未来プラザ、児童発達支援事業所の機能を合わせ持った施設であることから、施設を開設した後の管理運営方法や事業執行方法の工夫が重要であり、各部署がそれぞれの機能に基づいた事業を進めるだけでなく、複合施設という強みを生かし、施設内の各部署が連携を図り、横断的かつ多角的な事業を企画、創出して、従来の事業展開にとらわれない取組みを実施できるようにすることを目指したいと考えます。
 区は今後、利用者の意見や要望を把握しながら、複合施設で実施する事業目的を明確にし、複合施設の特質を生かした事業のコーディネイトや新たな事業の創出ができるようなサービス提供体制や利用者のニーズに即応できる柔軟な管理運営体制の構築を検討してまいります。加えて、適切な担当部署の検討や条例等の整備についても鋭意取り組んでまいります。
 なお、名称につきましては、多くの区民の皆さまから親しまれるような名称を公募等により決めていくことを考えています。


 

 【3】西井堀を核とした東新小岩・奥戸地域の街づくりについて

 葛飾区史によりますと、江戸時代、江戸川と中川に挟まれた広大な地域の灌漑用として小合溜井から引かれた上下之割用水は、現在の奥戸総合スポーツセンター付近で西井堀、中井堀、東井堀という3本の支流に分かれ、一番西側の「西井堀」は上平井地域の田畑を潤しながら、小名木川方面へと通じておりました。数百年にわたってこの土地を潤し続けてきた「西井堀」は、昭和40年に水利組合から葛飾区に水路管理が移管され、その後の周囲の急速な宅地化などによって、排水路として蓋掛けや防護柵の設置などが進んだと言います。
 さらにその後、「水と緑のネットワーク」の形成を目指した親水公園化の工事が計画され、この西井堀の一部は、平成6年に「西井堀せせらぎパーク」として生まれ変わりました。この西井堀せせらぎパークでは水遊びもできるので、夏場には子どもたちの元気な声が聞こえ、駅からも近く、憩いの空間として利用されてまいりました。
 そうした中、平成28年第4回定例会の一般質問で私は、西井堀せせらぎパークの自転車駐車場が半地下の造りで、自転車利用者にとって使い勝手があまり芳しくないことからも利用率は上がっていないと指摘いたしました。この指摘を受け本年2月に、駐輪ラックの撤去や照明器具の交換などの整備が実施されたことは評価いたしております。

《質問1》
 西井堀せせらぎパークの今後の整備については、地域における過去の西井堀の役割や歴史を踏まえた上で、地域住民のご意見やご要望を基に進めて行く必要があると考えますが、今後、どのような手法、スケジュールで進めて行くのか、区の見解をお示しください。

《交通・都市施設担当部長答弁》
 西井堀せせらぎパークは、開園から20年以上が経過し、施設の老朽化に加え、バリアフリー化や自転車の駐輪対策など、これまでもさまざまな課題を解決するため、公園全体の改修に向けた基本構想の策定を行ってまいりました。今後の整備の進め方につきましては、さまざまな課題や時代とともに変化していく今後のニーズを、西井堀の歴史等を踏まえながら、地域全体の視点で捉え、改修計画に反映したいと考えております。
 このため、昨年度の基本構想策定に続き、今年度は、地域の交通の状況を調査し、課題や対策を検討するなど、地域全体の街づくりの観点からの取組みを進め、その後、自転車駐車場の整備なども併せて公園の基本計画に着手してまいります。
 区としましても、西井堀が灌漑用水として長く地域を潤してきたように、将来、西井堀せせらぎパークの担う役割をしっかり見定めたうえで、地域のご意見やご要望を伺い、着実に公園の再整備を進めてまいります。

写真:蒟蒻(こんにゃく)橋  蒟蒻(こんにゃく)橋近くのからくり水時計は故障したまま現在も放置されており、通路の舗装も一部が破損していて危険なため、工事用フェンスで閉鎖されたままの状態が長く続いています。また、この蒟蒻橋を含む交差点は、5本の一方通行道路と2本の相互通行道路が複雑に入り混じる交差点です。ここを通る亀有駅前から慈恵葛飾医療センター、奥戸総合スポーツセンターを経由して新小岩駅南口に通じる京成タウンバス「新小58系統」の路線バスは、平日でも73便、土日・休日には86便が連日この交差点をギリギリで左折して蔵前橋通りに抜けています。交通事故にまでは至らなくても、相互通行の交差点付近で立ち往生する車とバスの姿は多くの人が見慣れているのが現状です。

《質問2》
 地域における駐輪場の需要を的確にとらえた駐輪対策だけでなく、路線バスや自動車交通、自転車の動線なども考慮し、蒟蒻橋及びその周辺道路の改良整備を図っていく必要があると思いますがいかがでしょうか。

《交通・都市施設担当部長答弁》
 西井堀せせらぎパーク自転車駐車場は公園内にありますので、公園整備を考えるにあたり、今後、自転車駐車場をどのように整備していくのかが大変重要になってまいります。このため、昨年度に実施した自転車駐車場利用者の調査結果を踏まえ、西井堀せせらぎパークの自転車駐車場の必要性についても、新小岩駅周辺の将来の自転車需要や放置自転車の状況を見ながら、適切な自転車駐車場の整備方針を立てたうえで検討してまいります。
 また、西井堀せせらぎパーク沿いを運行している路線バスについては、周辺の道路状況などにより、蒟蒻橋や狭い道路を通行している状況にあり、周辺の都市計画道路の整備の動向を見据えながら、周辺施設に配慮した見直しの必要性も認識しております。
 今後は、自転車の動線や蒟蒻橋交差点の安全性など、現状で交通処理上の課題がある箇所については、交通管理者と協議しながら、周辺道路を含めた課題解決につながるよう、今後の西井堀せせらぎパークの整備と併せて周辺道路の改良整備を検討してまいります。

 西井堀せせらぎパークを取り巻くこの東新小岩地域の環境は、たつみ橋交差点に新小岩陸橋が架かり、新小岩駅東北口広場の開設や保育施設が10カ所以上設置されるなど、ここ10数年で大きく様変わりしてまいりました。また、奥戸一丁目の森永乳業奥戸工場跡地についても、森永乳業本社による今後の展開を注視しつつ、より区民ニーズを踏まえた跡地利用が求められています。  今こそ、この地域のハード面での変化に加え、近隣住民の世代構成、ライフスタイルの変化、日々の通勤・通学、買い物などによる人の動き、さらには将来的な需要の予測なども詳細に検討して、数百年にわたって地域を潤してきた西井堀を、単に親水公園や自転車駐輪場としてだけでなく、次の世代に残せる貴重な資源、街づくりの核として整備していく必要があると考えます。

《質問3》
 JR総武線と平和橋通りに挟まれた東新小岩・奥戸地域の街づくりに関する区民の需要や民間デベロッパーなどの企業の動向などを把握したした上で、都市計画マスタープランの改訂も視野にこの地域の街づくり基本構想を策定していくべきと思いますがいかがでしょうか。

《区長答弁》
 西井堀せせらぎパークの再整備にあたっては、東新小岩・奥戸地域の街づくり全体を進める上で、将来、この公園にどういう役割が求められるのかといった広い視野での検討も必要となってまいります。このため、区としても、これまでの親水公園としての役割や、周辺道路の交通課題への対応などを踏まえるだけでなく、現在事業中の補助284号線などの都市計画道路網の構築や、森永乳業株式会社東京工場の生産中止後の動向など、中長期的な街づくりの動きも注視しながら、この地域の街づくりを検討していく必要があると考えております。
 今年度から、都市計画マスタープラン改定の本格着手に向けた調査・検討を実施しておりますが、本地域の街づくりに関する区民の需要や市街地開発の動向などを踏まえながら進めてまいります。




【ご案内】
 くぼ洋子の一般質問と区側の答弁の模様がインターネット録画中継でご覧になれます。
パソコンで以下のサイトに接続し、画面右側のくぼ洋子の欄のアイコンをクリックしてご覧ください。

 ■葛飾区議会公式サイト『議会中継』のページ
 https://smart.discussvision.net/smart/tenant/katsushika/WebView/rd/council_1.html
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