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 2012年3月7日

平成24年第1回定例会 予算審査特別委員会での質疑

写真:新小岩駅


■ くぼ洋子の質疑とその答弁の要旨


 

 【1】新小岩駅周辺開発整備事業経費について

《くぼ洋子》
 まず最初に、新小岩駅周辺開発整備事業の5億3,200万円の主な内訳を、南北自由通路関係と、それ以外に分けて教えてください。

《田泰孝 新小岩駅周辺開発担当課長》
 主な内訳でございますけれども、南北自由通路関係詳細設計等でございますけれども、約3億6,200万円、それから今般、街づくり基本計画の策定業務5カ所、約4,100万円。また、その他といたしまして、南口駅前広場の整備がございます。これが約1億2,700万円。主な内容の内訳でございます。

《くぼ洋子》
 この経費の多くを占めるのが、南北自由通路にかかる経費だということで、今回のこの整備に関しましては、今課長さんからお話がありましたように、詳細の設計を取り組んでいただいているということで、実現に向けましては、南北に分断された新小岩駅周辺のこの整備が、私たちにとっても悲願でございますし、大いに期待をしているところでございます。すべての人に優しい、安心・安全な拠点として整備されることを期待しております。
写真:新小岩駅ホーム  この新小岩駅の問題でございますが、昨年7月に、駅を通過する成田エクスプレスに女性がはねられまして、巻き添えの事故となってけがをした方も出ました。この翌日にも、同様に男性が自殺をするなど、この日を境に負の連鎖が続いております。昨年は8件とも9件とも言われておりまして、ことしに入ってからも1件発生をしております。
 現在、インターネットのフリー百科事典のウィキペディアにおいて、自殺の名所という名前で検索をかけ、その結果、表示されたページの中に、自殺の名所と呼ばれている場所という項目に、新小岩駅と書いてあるのがありました。ご存じですか。

《新小岩駅周辺開発担当課長》
 昨年以来、今お話がございましたように、新小岩駅のところが、例えば週刊誌等でも取り上げられたり、テレビでも取り上げられたりという中で、今のお話のようなことにつきましては存じてございます。

《くぼ洋子》
 インターネットのそういう項目で、全世界にこれが文字として届いているのだという事実をしっかり受けとめていただきたいと思うのです。私も新小岩で生まれ育った一人として、大変に厳しい現実なのだなということを改めて認識したところでございます。
 実際に風評被害も新小岩で受けているということで、地元の東京聖栄大学の役員の先生にもはっきり言われました。大学の経営においても、また不動産業を営んでいる社長さんからも、新小岩と名前のつく物件に関して、今までそれが、たとえマンションの立地が江戸川区であったとしても、新小岩ということで価値がついたと。今、それは「あの新小岩ね」と言われる。
 こうしたことから、予防策としては、駅にホームドアを設置して、飛び込みを防ぐという方法が効果的とも言われています。また、きのうは埼玉県で痛ましい事故も起きました。こうしたことから、自殺の名所などという不名誉な呼ばれ方をしている新小岩駅について、地元ではホームドア設置の要望が出始めております。
 昨年、衆議院の予算委員会においても、我が公明党の佐藤委員が、検討会を設置して、ホームドアの整備計画を早急につくれという指摘をいたしましたところ、国土交通省が、鉄道各社において検討会を設置するということを決めました。8月にも、その中間のまとめが公表されております。
 その内容は、利用者10万人以上の駅について優先的にホームドアを設置していくというものですけれども、実際にJR東日本としては、当面は山の手線だと。その他の路線については、もう計画に入っていないというのが現状でございます。
 JR東日本に対しまして、昨年10月、青木区長さんの名前で要望書を出したことなどの対応は評価をしておりますけれども、葛飾区の南の玄関口でありまして、1日の平均乗降客数が14万人を超える本区最大の駅である新小岩駅を、名実ともに安全・安心な駅にするためにも、ホームドアの早期設置が欠かせないと思いますが、いかがでしょうか。

《新小岩駅周辺開発担当課長》
 今お話ございましたように、昨年出されました国の中間報告によりましても、基本的な設置基準の高い駅ということで、一つは視覚障害者団体、関連施設が多くある施設、また次にお話ございましたように、駅の利用客数が多い駅ということで、特に1駅当たり10万人以上の駅につきましては、優先的に、また実際に事故数も多いというような報告がなされてございます。そういった中で、私どもといたしましても、新小岩駅につきましては、早期のホームドアの設置は不可欠であると、必要であるというふうに考えているところでございます。

《くぼ洋子》
 JR東日本の試算によりますと、山手線の全駅の設置に要する費用は約550億円となっております。山手線内には、新小岩の駅よりも乗降客の少ない駅が幾つかあります。優先度も、もう一度JRとしても見直しをかけてほしいと願っているものでございます。
 昨今の日本の技術の進歩は、大変めざましいものがありまして、国土交通省も大学に対して研究費を出して、ホームさくの経費節減になるようなものも研究しようとして進めているところでございますが、いくら経費がかかるといっても、人の命はお金にかえられないものでございます。本区がつくっているバリアフリーの基本構想の中でも、やはりプラットホームにおける安全対策として、ホームさくの設置による落下防止の推進に努めると、きちんと明記をされています。
 こうしたことから、新小岩駅にホームドアを早急に設置させるため、国と区が一致協力して、JR東日本に対し、その必要性を訴えかける必要があると思いますが、いかがでしょうか。

《新小岩駅周辺開発担当課長》
 今お話ございましたように、このホームドアの設置につきましては、費用が莫大にかかるといった中で、従来のエレベーターとかそういうのと少しまた設置の経費等が大分違うわけでございます。そういった中で、中間報告でも、自治体の補助とか、そういうような今お話がありましたような研究機関への支援とか、そういったものが打ち出されてございます。そういった中で、区といたしましても、国、東京都、広域自治体、東京都、また区、そういった連携がこれまで以上に必要であるというふうに考えてございます。

《くぼ洋子》
写真:新小岩駅ホーム  今お話ありましたように、昨年の国土交通省が実施をいたしました首都圏の一般利用者を対象とした鉄道駅の利用の安全に関するアンケートの結果にも、ホームドア整備の促進のため、税金で費用の一部を負担することをどう思うかと尋ねたところ、「そうすべき」が15%、「やむを得ない」と考える人が60%という結果もきちんと出ております。
 こうしたことから、南北自由通路の開設予定の平成30年度まで待っていられない状況が、今、新小岩駅において起こっております。また、いくら利用者の利便が増しても、自殺の名所というレッテルが張られたままでは、新小岩の、そして葛飾区の発展が望めないと感じております。
 新小岩駅にホームドアを早急に設置させるため、区としても、JR東日本に対する支援を含め、早急に対処する必要があると思いますが、区長さん、いかがでしょうか。

《濱中 輝 都市整備部長》
 ご承知のとおり、今お話にあった経過の中で、私自身が区長から指示を受けまして、昨年の10月3日に、区長名でJRの社長に対して、ホームドアの設置等に関する要望書というのを出しております。その際には、担当の鉄道事業本部の設備部のホームドア設備開発プロジェクトリーダーの方と直接お会いをいたしました。新小岩の現状について、るるお話をさせていただいて、回答の一部ですけれども、JR東日本としては、経営幹部まで新小岩駅での飛び込みが立て続けに起こっているということは、十分に認識をしているということでございます。ただ、昨年の中間報告のときには、一定の考え方が整理をされておりますけれども、さらに10月3日以降に、まだこのような事故が続いたということがありまして、私自身、ことしの1月6日に、さらにJRの担当部署に行って、再度要請をしております。
 区としても引き続き、さまざまな技術的課題だとか、停車時間の増大等のサービス低下ということの鉄道事業者側の言い分はありますけれども、私自身は、やはりそういう名所になるということは好ましくないというふうに考えておりまして、今後も引き続き強く要請をしていきたいというふうに考えております。

《くぼ洋子》
 区としても、東京都や国に強力に連携をいたしまして、あらゆる方向から積極的に対処していただけるよう要望いたします。
 住んでいる人、また駅を利用する人、またこれから新小岩に、また葛飾区に観光として訪れる人にとっても、安心して新小岩駅が利用できるよう、さまざまな計画の一番中心になるところが駅なのです。南北自由通路が安心して通り抜けられても、駅のホームに上がった途端に危険が発生するというのでは、やはり新小岩駅全体としての安心が確保できないということになると思います。
 どうか、全力で区が取り組んでいただきますよう、区長さん中心になって、葛飾区はどうしていると言われたときに、区はこうやっていますと胸を張って言えるような、またそれだけの思いが感じられるような、そういうお仕事をしていただきたいと思います。また、そういうことを伝えて、一緒に頑張っていくのも議会かと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。






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