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 2005年 3月1日

平成17年第1回定例会での一般質問


平成17年3月1日に開かれた葛飾区議会第1回定例会の本会議において一般質問に立ちました。人が生きていくうえでとても大切な「食育の推進」と、思いやりの心が結ぶ「ユニバーサル社会の実現」について質問を行いました。

※ダイジェスト版にて記載させて頂きます。
会議録(原文)をお読みになりたい方はこちらへ >>



■ 一般質問とその答弁(ダイジェスト)


写真:本会議の一般質問に立つ、くぼ洋子。


 

 1.食育の推進について

《質問1》
平成17年度から新たに施行される、学校における食育推進の中核的な役割を担う「栄養教諭制度」について、都内小中学校でも活用できるよう、東京都教育委員会に対し、その導入を強く働きかける必要があると思いますが、いかがでしょうか。

《答弁1》 山崎喜久雄 教育長
食育の充実は、「生きる力」の基礎となる健康と体力を育むほか、食文化の継承、社会性の涵養などの効果も期待できます。そのためには、食育を推進する中核的な役割を担うとされる栄養教諭の配置は極めて重要であると考えています。現在、東京都においては、栄養教諭の任用、職務内容等について検討していますが、区としては、早期に栄養教諭が区内の小中学校に配置されるよう、東京都に対し要望していきたいと考えています。


《質問2》
区全体の学校栄養士のレベルアップを図るため、現場の声や各栄養士のさまざまな工夫の実績などの情報を、簡単に相互に伝達できるような仕組みを考えるとともに、学校栄養士らの研究会の活動をさらに活性化させるべきと思いますが、いかがでしょうか。

《答弁2》 柏崎裕紀 教育振興担当部長
学校栄養士の職務の重要性が増す中で、学校栄養士の研究会では「食に関する指導」並びに「献立・調理」に関する研究や食に関する講習会を開催しており、教育委員会では、研究会への補助や学校栄養士新規採用者研修会での指導・助言等を行い、資質の向上に努めているところです。今後とも学校栄養士の研究活動を積極的に支援していくとともに、区独自の学校栄養士研修や研究会を効果的に実施していきたいと考えています。


《質問3》
栄養教諭資格の取得を希望する学校栄養士に対し、本人が講習等において所定の単位を修得するため、区としてさまざまな支援をするべきと思いますが、いかがでしょうか。

《答弁3》 柏崎裕紀 教育振興担当部長
栄養教諭の免許取得の認定講習につきましては、東京都が実施に向けて、文部科学省と実施時期等の調整を行っていると聞いています。教育委員会としては、東京都教育委員会と連携を図り、学校栄養士が栄養教諭の免許取得のために認定講習等に参加することを支援することについて検討していきます。


《質問4》
区内小中学校において、区が独自に栄養教諭を採用するなどし、本格的な食育教育を始めるべきと思いますが、いかがでしょうか。

《答弁4》 柏崎裕紀 教育振興担当部長
栄養教諭に限らず教諭の採用については、特別区人事委員会や特別区教育委員会との関係があり任用上、身分上の法的位置づけ等の問題点も多く、区独自の採用は大変難しい状況にあります。教育委員会としては、平成20年度までに栄養士未配置校のすべてに非常勤ですが、栄養士を配置する予定です。今後、区独自で採用する非常勤の栄養士についても研修等を通して、資質や能力を高めながら、本格的な食育を推進していきたいと考えており、今後とも、学校栄養士が中心となった食育が各校で一層充実するよう取り組んでまいります。


《質問5》
保健所においては、単に栄養指導の域に留まらない、「食育」の視点からの施策を推進していくべきと思いますが、いかがでしょうか。

《質問6》
乳幼児の親への食育指導について、さる平成15年第4回定例会における黒柳議員の質問に対し、「さらに工夫を凝らして指導に努める」との答弁があったが、それ以降、どのように工夫を凝らされたのでしょうか。

《質問7》
同じく黒柳議員の質問の、児童館での集団指導についても、それ以降、どのように工夫されたのか。また、本来は保健所が主体となって推進すべき事業だと思いますが、いかがでしょうか。

《質問8》
乳幼児健診などにおいて、母親の心をつかむなど時代のニーズに合わせた工夫や、食育の視点に立った栄養指導を行うなど、保健所栄養士のさらなるスキルアップを図るべきと思いますが、いかがでしょうか。

《質問9》
保健所が核となり、保育園・学校・医療機関・社会教育施設・高齢者施設などとの食育ネットワークを構築するとともに、ホームページなどでの情報発信を行うなど、食育のさらなる推進を行うべきと思いますが、いかがでしょうか。


《答弁5〜9》 伊藤史子 保健所長
保健所においても、栄養指導の域に留まらず食育という視点を踏まえ、乳幼児健診時に、医師、保健師、栄養士による離乳食指導や育児学級・育児グループに対する食生活指導など、様々な取り組みを行っているところですが、今年度さらに、教育委員会や子育て支援部と連携して、「中学生のための栄養講座」や「夏休みチャレンジ講座」を開催し、一層の推進に努めてきたところです。

乳幼児の食育指導についてですが、今年度、食育に関する指針を作成し、それをもとに乳児、2歳児、3歳児の年代ごとの目標の設定や保護者の対応方法などについて、きめ細かく指導を行うとともに、栄養士を中心に個々の状況に応じた相談を受け付け、保護者の食に関する不安の解消に努めてきたところです。

児童館における集団指導への取り組みですが、平成15年度は、23館延べ359組の親子に、食を営む力を育てることを目的に、よりよい食習慣を築くために必要なことは何かなどを中心に、指導や相談を実施したところです。ご指摘のように、母親のこころをつかむなど時代のニーズに合わせた工夫や食育の視点に立った栄養指導を行っていくために、栄養士のスキルアップを図ることが大切であると認識しており、現在、特別区が実施する専門研修や研究会への参加、専門誌やインターネットを活用した情報収集などを通して、栄養士の資質の向上を図っているところです。

食育について、各セクションが情報の共有を図り、共通の認識をもつためには、ネットワークの構築が必要であると考えており、今後、保健所が核となり、子育て支援部や教育委員会など、関連部局との連携体制の強化に取り組んでまいります。また、情報発信についても、ホームページでの多様な情報の提供など、工夫を凝らした情報発信に努めてまいりたいと考えています。

現在、国会において、食育基本法の制定について審議がなされており、食育について国をあげて取り組む機運が高まっています。保健所としましても、食育の重要性を認識しつつ、今後、子育て支援部や教育委員会と連携を図りながら、食育に対する主体的な取り組みを行ってまいります。


 

 2.ユニバーサル社会の実現について

《質問1》
区のまちづくりについては、自宅から徒歩、自転車、公共交通機関などで行ける範囲に、医・職・住・遊など日常生活の諸機能が集約された「安心・快適の歩いて暮らせるまちづくり」を推進すべきと思いますが、いかがでしょうか。

《質問2》
区有施設の見直しにあたり、現在の施設白書・台帳については、ユニバーサルデザインの視点に立った項目を加えて検討するべきと思いますが、いかがでしょうか。

《質問3》
広報紙、ホームページ、各種チラシなど、区から発信されるさまざまな情報については、さらなるユニバーサルデザイン化(色覚バリアフリーなど)を推進すべきと思いますが、いかがでしょうか。

《質問4》
ユニバーサルデザインに対する区民の意識啓発のための出前講座、リーダー養成講座、UDフェア、職員研修等を実施するなど、心のユニバーサルデザインを推進すべきと思いますが、いかがでしょうか。

《質問5》
学校教育、社会教育などの教育の分野においても、ユニバーサルデザインの考え方などの啓発を行うなど、心やさしい人づくりを推進すべきと思いますが、いかがでしょうか。

《質問6》
全庁を横断的に取りまとめるユニバーサルデザインを専門に担当する組織(リーディングプロジェクト)を設置するなどして、区のすべての施策にユニバーサルデザインの視点を取り入れるべきと思いますが、いかがでしょうか。

《質問7》
思いやりの心が結ぶ優しいまちの実現のため、基本理念や区・区民・事業者などの責務、施策の推進目標などを定めた「ユニバーサルデザイン条例」を制定し、ユニバーサル社会の実現を目指すべきと思いますが、いかがでしょうか。

《答弁1〜7》 青木 勇 区長
葛飾区においても、平成12年度から障害者や住民を交え、道路を点検し、改善する「バリアフリー点検」を先進的に実施するとともに、今年度から交通バリアフリー法に基づく、本区の交通バリアフリー基本構想の策定に着手し、「安心・快適なまちづくり」を推進しています。

区有施設については、新築や大規模な改修を行う場合などには東京都福祉のまちづくり条例等に基づき、トイレの改修等バリアフリーの視点に立って進めるとともに、平成15年度に行った区のホームページのリニューアルに際しては、視覚障害者向け音声読み上げのアプリケーションへの対応を図るなど、ウエブアクセシビリティ(視覚障害者・色覚障害者・肢体不自由者・弱視者・知的障害者・高齢者などへ配慮した記述)に配慮した機能を付加するなどの対応を図ってきました。

ユニバーサル社会を実現していくためには、区民の方々の意識を啓発していくことは重要であり、学校教育においては、社会福祉協議会と連携してバリアフリー体験学習を実施し、社会教育の分野においても、今年度国土交通省や京成電鉄と連携し「交通バリアフリー教室」を実施するなど、バリアフリーに向けた取り組みを計画的に行ってきました。

今後まちづくりを進める上で、これまでのバリアフリーの考えを一歩進め、誰もが使いやすく、必要な情報が容易にわかるなど、ユニバーサルデザインの考え方を基本としたまちづくりの実現が大きな課題となっており、平成17年度より、企画課を中心として、具体的な検討を進めてまいります。

ご質問にございます「安心・快適の歩いて暮らせるまちづくり」の推進や区有施設におけるユニバーサルデザインの視点に立った点検の実施などのハード的な施策から、広報紙等さまざまな区政情報発信、学校教育や社会教育などにおける啓発活動などのソフト的な施策を含めた総合的な推進について検討を進めていきたいと考えています。

ユニバーサル条例の制定については、東京都の福祉のまちづくり協議会における最終答申などを参考としつつ、区として独自の条例を策定し進めるのが有効であるかなどの検討をしたうえで、必要な対応を図ってまいります。


※上記はダイジェスト版です。会議録(原文)をお読みになりたい方はこちらへ >>

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