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 2002年 6月12日

初の一般質問に立ちました!

平成14年6月12日に開かれた葛飾区議会第2回定例会の本会議において、一般質問に立ち、次の3点について質しました。

  • 1.(仮称)地域福祉・障害者センターの建設計画について
  • 2.子育て支援対策について
  • 3.新小岩駅周辺のまちづくりに関して

ここでは特に、1.の質問内容を掲載いたします。

なお、本会議場の傍聴席には手話通訳者が入り、耳の不自由な方のために、くぼ洋子の質疑内容を手話通訳をして下さいましたことをご報告いたします。

写真:本会議の様子。一般質問に立つ、くぼ洋子。

(仮称)地域福祉・障害者センターの建設計画について 

お許しを頂きまして、私は、先の通告に従い、区長並びに関係部長に対し、一般質問させて頂きます。

はじめに、(仮称)地域福祉・障害者センターの建設計画に関連して質問します。障害者センターは、平成14年度葛飾区予算の中に、設計等委託費が盛り込まれ、実施計画にある平成17年度開設へ向け、計画通りスタートをきりました。

同センターは、新小岩にある心障会館が、老朽化したことを受けて、旧東堀切小学校の跡地に、機能を充実し、新たに建設していくことになっています。このセンターが完成すれば、今後40年間、50年間、葛飾区の障害者福祉を推進する中心拠点となっていくと期待しています。

現在、バリアフリーやユニバーサルデザインの考え方に理解が深まり、障害者福祉をめぐる施策も、大きく変わってきています。今年は、国においても『障害者対策に関する新長期計画』10年の最終の年にあたり、支援費制度の導入など、今後新たな施策の展開が予定されております。

同センターの建設計画については、現時点での他の自治体の先進的な取り組みを出来る限り生かすとともに、将来的に予測できるものについては時代を先取りした形で取り込んでいくことが求められています。

ひとくちに障害者といっても、それぞれ障害特性があり、それぞれの障害に配慮した対応が求められます。少しオーバーに言えば、障害者の数だけ障害の種類があるといわれるのが障害者福祉であります。一度センターが完成してしまえば、ハード面のあとからの変更は、むしろ税金の無駄遣いになってしまいます。その意味で、委託設計をするにあたっての基本的な考え方が非常に大事であり、これまでの障害者施策からの課題解決や、葛飾区の障害者福祉団体からの要望に対して、その対応が重要であると考えます。そこで、いくつかの質問と提案をさせていただきます。

 

《 水治療法室について 》

先日、私は、会派の同僚議員とともに、世田谷区の総合福祉センターに行き、水治療法室などの視察をしてまいりました。

写真:世田谷区立総合福祉センターの水治療法室を視察している様子
世田谷区立総合福祉センターで水治療法室などを視察

水治療法は、障害者の身体活動の要求を満足させ、バランス感覚の体得、水中活動が楽しいという心理的適応性の向上、痛みや緊張感の緩和などの効果があるとして、注目を集めているものです。

水治療法室には、車椅子を利用している方も水に入れるよう、手動式の昇降機が設置されており手摺りやスロープにもさまざまな工夫がされていました。水治療法室は、障害者、障害の多い高齢者にとって大変要望度の高い設備だと思います。このような機能をセンターに設置すべきと考えますが、区はどのように考えますか。

 

《 バリアフリーの施設づくりについて 》

次に、バリアフリーの施設づくりについてであります。具体的に申し上げますと、車椅子利用や肢体不自由の方からは、『車の乗り降りの際に雨にぬれない工夫』や『階段、エレベーター、スロープの3方向避難路の確保』、視覚障害者からは『最寄りのバス停からの点字ブロックの設置』や『視覚障害者むけの点字・音声案内』、聴覚障害者からは『光で知らせる回転灯などの設備』など、いずれも障害者にとっては深刻な要望ばかりです。

左の写真:通路に設置された非常回転灯 右の写真:トイレに設置された非常回転灯 板橋区志村坂上出張所の非常回転灯。
所内の各個室、通路、トイレに至るまで回転灯が設置されている。

私自身、手話通訳として耳の不自由な方と交流するなかで気付いたことは、私たちの生活は身の安全を守るために、さまざまな音声に依存しているということでした。かつて東海村の放射能もれ事故の際、防災行政無線による屋外放送や広報車による事故情報を得られず外出してしまったり、逆に北海道・有珠山の災害の時には、初期情報が届かずアパートに取り残され非難が遅れたケースがありました。

一般に言っても、屋内施設の設備としては、目で見てわかる文字放送や回転灯の必要性が求められています。このため、少なくとも障害者福祉センターを利用している時には、緊急事態の発生を聴覚障害者にも直ちに知らせることができるように、回転灯の設置は不可欠だと思います。バリアフリーや防災に配慮したセンターづくりを進めるべきだと思いますが、区の見解を求めます。

また、今回のセンターはボランティアセンターや社会福祉協議会との合築ということで、障害をもつ人たちと多くの区民との交流を推進していくうえでも大きな意義をもつ施設になると期待しています。

昨年、障害者の就労を促進するため、『障害者就労支援センター』が設置され、区内の作業所の中軸としてさまざまな取り組みを実践し、着実な実績をあげていると伺いました。
障害者就労支援センターの取り組みのひとつとして、企業などへの実習のなかで対人関係の訓練を行っているようですが、地域住民との交流をとおして、作業所では得られない対人関係を習得することは、大変重要なことと考えます。加えて、就労を支援する場として、『障害者が働く喫茶コーナー』や、『作業所などでの製作品の展示・販売コーナー』などは有意義な施設ではないでしょうか。
他の区においては、すでに庁舎のなかなどに障害者の運営する喫茶コーナーなどを設置し、区民との交流を促進しております。

写真:板橋区志村坂上出張所のソーラーシステム
板橋区志村坂上出張所のソーラーシステム

障害者の就労支援、そして地域住民との交流の場として、今回の設備にあたっては、そのような場の整備を是非実現していただきたいのですが、いかがでしょうか。

最後に、障害者施策の推進は、同時に人にやさしいまちづくりの推進でもあります。現在、地球温暖化や都市部におけるヒートアイランド現象などが大きな問題となっております。今後の施設整備にあたっては、地球にやさしいエコライフの観点から、これらを実施することが重要であると考えます。本センターの整備にあたっても、緑化やソーラーシステムなどの活用を図るべきと考えますが、いかがでしょうか。

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